リーチはそのまま視聴率ということになります。ローカル局であるため、その各地域の人口によりますが、視聴率が5%であるならば、数万~数十万人程度にリーチしていると言えるでしょう。
コストは15秒×30回で100~150万円程度。
お正月になると定番化している、「あけましておめでとうございます。○○が新年のお喜びを申し上げます。」といった枠を数万円/5秒で販売しているのが風物詩です。
新聞が60代以上の権威の象徴とした場合、テレビCMは40代後半から50代の権威の象徴と言えるかもしれません。
ローカルCMは地域に訴えることが目的となるため、典型的なローカル色をわざと出したCMの作りになっているようです。
ローカルCMは、長い場合10年~20年以上同じものが流れている場合があります。テレビ放送は完全デジタル化しているのにもかかわらず、ローカルCMで長年親しまれているものは、古いアナログ映像のままのCMが流れるのをたまに見かけたりしますよね。
その地域に行くと、大人から子どもまでCMテーマを口ずさむことができます。よく同郷の人を見つけると、○○のCMまだやってる?なんて話しますよね。
この域まで行けると、広告としての効果は最大限発揮されていると言えるのでしょう。